こんばんは、りみです。
今日はどんなことを書こうかな…そう思ったときに、昨年末にカミングアウトしたときのことが思い浮かんだので、お話しようと思います。
カミングアウトを決めるまで
ボクは、2年前の2018年にADHDであると診断を受けました。家族にそのことを伝えることができたのは、1年以上経った2019年の暮れです。まだ自分の中でも整理がついていませんでしたし、職場に迷惑をかけていることのストレスでいっぱいいっぱいになっていて、家族に打ち明ける精神的な余裕がありませんでした。
ですが、職を失い、その経緯を説明しようとしたとき、障害のことを避けてうまく伝えられそうになかったので、全てを打ち明けることに決めました。
家族に伝えたこと
家族には、全てをありのまま伝えました。
会社から「これ以上雇えない」といわれたこと。原因は、ボクの特性によるミスが多発してしまったからということ。実は1年前に、発達障害だと診断されていたこと…。
家族の反応は、想像通りのものでした。

「お前は昔から、自分を正当化して、逃げることばかり考えている」

「ただ、自分の失敗を認められず、謝ることもできない。だから会社にいられなくなったんだ」

「『自分は悪くない』というために、わざわざ病院へ行って『発達障害』という病名をつけてもらっただけだ」

「二度とそんな話をするな!」
本当に、予想通りの反応で、予想通りの言葉でした。
特に父は「心療内科なんて、国民を薬漬けにするためのところだ」と思っているくらいなので、ボクがそんな病院に通っているのが腹立たしかったんだと思います。
家族関係が壊れたか?
家族に特性のことを打ち明けたことで、悲しい思いはしました。でも、家族関係が壊れたかというと、壊れてはいません。実家に帰ったら一緒にご飯を食べますし、一緒に出かけたりもします。おしゃべりもします。
良くも悪くも「なかったこと」になっているんだなぁと思います(笑)
もともと、「理解してもらうのは難しいだろうな」と思っていたので、否定や拒絶をされる心の準備ができていたんだと思います。
でも、家族に話をしたことで、ボクの中にあった「隠し事をしている」という罪悪感は薄れました。それだけでも、とても楽です。
そして母には、特性のこと、病院のこと、お薬のことなど、少しづつではありますが、相談できるようになってきました。
「薬を飲まなくても、いいようになれたらいいね」と、ボクがゆっくり進んで行くのを見守ってくれています。これは、ボクにとって、とてもとても力になってくれています。
打ち明けたことを後悔しているか?
家族に打ち明けたことで、余計な悩みを与えちゃったかな…と考えることもあります。
特に母はテレビで発達障害のことを見たときに「遺伝という説もある」と聞いて、不慣れなスマホを操作して調べていたくらいです。色々と内側に溜め込む性格なので、悪いことをしたかもな…と思います。
ですが、後悔しているか?と聞かれると、後悔はしていません。ボクがボクのことを受け入れるためには、必要な一歩だったと思っているからです。
さいごに
今日は、ボクのカミングアウトについて書いてみました。色々考えながら書いていると、長くなってしまって、すみません。
カミングアウトを勧めるかと言われると…全員に勧められないです。親戚や友人全員に打ち明けているわけではありませんし、話す人は選んでいます。このくらいで済んでいるのは、きっと運が良かったのでしょうから。
また何か思いついたら、ブログにしたいと思います。
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